タクシー運転手8年目が暴露|人間関係で悩まない業界だが、孤独との戦いはある

タクシー業界の人間関係は「想像と全然違う」

タクシー運転手8年目に入ります、乗務員です。

今回はタクシー業界の人間関係について、リアルに語っていけたらいいかと思っています。

「タクシーって人間関係どうなの?」って聞かれることが多いんだけど、正直に言うと他の業界と全然違う

普通の会社みたいに、毎日同じメンバーと顔を合わせて、ランチ行って、飲み会して、みたいなのは一切ない。基本的に一人。同乗指導が1〜2日あって、その後はずっと一人で車を運転してるだけ。

朝礼で顔を合わせても、挨拶して、すぐ出庫。帰車が重なったら少し話すくらい。「配属ガチャ」とか「先輩ガチャ」みたいな言葉、タクシー業界ではほぼ死語に近い。そもそも先輩と接する時間が圧倒的に少ないから、当たり外れを語るほどの関係にならない。

この記事では、俺が兵庫6年、東京2年目で経験したタクシー業界の人間関係を、ある程度話します。


同乗指導1〜2日だけ、あとは完全に一人の世界

タクシー業界の人間関係を語る上で、まず最初に知っておいてほしいのが「同乗指導の短さ」。普通の会社だと、新人研修とかOJTとかで、数週間〜数ヶ月は先輩とみっちり一緒に働くじゃん?でもタクシーは違う。同乗指導は1〜2日だけ。座学ってのもある会社はあるらしい、その後は、もう完全に一人で営業に出る。田舎はタクシーセンター行って、帰ってきて、明日からもう乗るで、1日目からもう実車です。3日目?くらいから、明日から頑張ってな『えっ?』ってなって、何時に来たらいんでしょうか?7時頃?でえんちゃう?『ごろ?、、、はっ?』それからタクシー生活の長ーい年月のスタートだった。

兵庫の1社目では、同乗指導の先輩と2、3日だけ一緒に乗って、その後は、点呼で会えばちょっと話すくらい。東京の2社目では、「こんなしっかりした先輩いるんだ」って思うくらい、何でも答えてくれる先輩だった。あとは朝礼で「最近どう?」みたいなたわいない会話して、すぐ出庫。それ以降は、ほぼ接点ないに等しい

「先輩ガチャ」って言葉がピンとこないのは、そもそも先輩と深く関わる時間がないから。仮に1〜2日の同乗指導で外れを引いたとしても、その後は基本一人だから、影響は最小限。タクシーは、良くも悪くも「一人で完結する仕事」なんだよ。


班長・営業所長との関係は「基本なんもなし」

次に、会社側の人間(班長、営業所長)との関係について語っていく。結論から言うと、基本ほったらかし。班長や営業所長と接するのは、朝礼で会った時にちょっと話すくらい。タバコ吸ってたら、喫煙コーナーで話す機会があるかもしれないけど、吸わない人なら、寄ってみて、話に合流できたら話せばいいし、高速道路の入るところみたいに、入れたら話せばいい、『だいたい入れる』帰車が重なったら会うくらいで、それ以外はほぼ接点なし。

兵庫では、俺がパソコン使うから、何故か先輩なのに逆に聞いてくる人がいた。ナビこれってどう使ってる?このボタンって押したことある?みたいな不思議な質問とか。東京は、班長の知識は凄い。さすが東京って思う。田舎は、工場長に聞いてー終わり。

クレームは、始末書に数百字記載して、反省して、「どうすべきだったか?」を一旦冷静に考えるだけ。書類に記載するだけなんで、特に何もない。そのあと引きずって事故だけないように

売上が低い時、詰められるか?何もない。基本ほったらかし。今時、運の仕事で詰めてきても仕方ないでしょ。俺は運収少ないけど、回数は35回とか40回とか、普通らへんにいる。単価なんか気にしたことない、「10万運収組って凄いっすねー」って会話になるだけ。


同僚ドライバーとの距離感「必要以上の連絡は避ける」

次に、同僚ドライバーとの関係について語っていく。

兵庫では、最終的に7〜8人とLINE交換した。忘年会の手前で、おっさん同士のグループLINEで連絡取っただけ。あとは若者忘年会のみ。今でも連絡するし、最近も地元の主婦とカフェしてきた。東京は、2〜3人かな。「この通りってなんて言うんですか?」とか、標識聞いたり、それくらい。みんな深夜まで仕事なんで、必要以上の連絡は避けてる。みんなタダでさえ疲労してるので。僕は一度まっすぐ歩けなくなって脳神経外科に行ったくらいです。

俺は、LINE聞かれたら交換するけど、俺から聞くことはほぼない。おとん、おかん、妹くらい。男同士、話すもクソも、喋る気あったら喋ってくるでしょ。女性じゃあるまいし、話さないってことは、それまでってことですよ。波長合わずそれでいんですよ。

同僚との繋がりは必要か?どっちでもいいけど、最低限の交流はしといたほうがいい。完全孤立はやめといたほうがいい。時々飲みに行っとかないと、地方から来た人は帰りたくなりますよ。3人くらいで飲みに行けるメンバーがいれば、それでいいんじゃないかな?


業界特有の特徴「単純接触効果ゼロ、恋愛に発展しにくい構造」

タクシー業界の人間関係で、他の業界と一番違うと感じる点。それは、単純接触効果がないこと。

タクシー以外の仕事してた時は、数ヶ月したら、俺、彼女できてたんです。職場で。でも、タクシーは違う。基本的に車一人、お客様とはほとんど建前の会話。できるだけLINE交換する流れにならない会話にしてる。後々大抵ろくなことないのが実態。その点、虚しいし。タクシー以外の仕事は、飲み会に繋がるので、基本ベクトルは恋愛に行きやすい。タクシーは、それがない。

売上競争はあるか?何もないですよ。給料は人それぞれ。だから、いい業界です。ランキング表公開せんかったらもっと頑張る人いるのではないかな、バレないっていいこと多いです。

意外とね、タクシー業界の先輩って頭柔らかいのです。もちろん人によるけど、敬語はしっかり使ってたら、長年できるのでは?先輩って言う言い方は相手にとってもいいものではないかな?

東京で関西の主婦とLINE交換して、2週間以内に飲みに行って、そのあとスナックでカラオケ行ってたから、その点、関西はなんせ『早い』東京はなんか『遅い』イメージが若干ある。俺ら、シフト決まってるねんから、そんな長引かさなくていいやんと思うタイプ。


人間関係で悩まないためのサバイバル術

最後に、俺が8年間タクシーやってきて掴んだ「人間関係の処世術」を語っていく。

タクシー業界で人間関係に悩む人の特徴?苦手なやつの相手をしてしまう人。損切りが苦手なタイプ。「もーえーわ」って思えないタイプかな。どんな人でもしっかり対応って思うタイプは、タクシー向いてないかもしれない。

俺が守ってる人間関係のルール?自慢話多いやつはさっさと切る。話長いやつとか。オチとか多少あるなら聞くけど、ないなら、「ちょっとトイレ」とか言うて、時間見て、早く車乗る。「トイレ」ってのは、ほんと、人生で最後の最後まで携わるから、ほんといろんなところで使えるですね。

嫌な先輩・同僚がいた時の対処法?何時くらいに来てるとか、研究しますね。何時くらいに帰ってくるとか、とにかく研究する。台数口はギャンブルですね。さっさと出てまうか、降ろしてしまったらサッといく。特に田舎は、「あいつが入ってくるやったら俺、会社辞める」って会話、ザラにありますので。

これからタクシー始める人へのアドバイス?苦手やなって思ったら、もう台数口だけ割り切ったらいいんではないかな。会社は、「あいつはどうで」って愚痴ってもなんもしてくれない前提で、自分でどうにかする逃げる技を持っておく人間関係の情報は入れすぎるとしんどくなるので、できるだけ遮断も一つの方法


まとめ:タクシーは人間関係で悩まない業界、ただし孤独との戦いはある

タクシー業界の人間関係をまとめると、こうなる。

  • 同乗指導1〜2日だけ、あとは完全に一人
  • 同僚との距離感は「必要以上の連絡は避ける」もちろん元気あるならとってもいい。
  • 単純接触効果ゼロ、恋愛に発展しにくい。以前の会社で6年間で1組だけ聞いたことある。
  • 人間関係サバイバル術は「損切り力、トイレ逃げ、情報遮断」

タクシーは、人間関係で悩むことが少ない業界。でも、その代わりに孤独との戦いはある。一人で車を運転してる時間が長いから、孤独を楽しめる人じゃないと、しんどい。逆に言えば、人間関係が苦手な人や一人好きには、究極めちゃくちゃ向いてる。が、いずれ限界くる時もある。

俺は半年後、兵庫に帰る。タクシーで学んだ「一人で完結する力」「損切り力」「情報遮断力」は、次のステップでも絶対に活きる。

タクシーだけで生きるのか、タクシーを踏み台にするのか。俺は、後者を選んだ。

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