タクシー運転手が続かない本当の理由【7年目が気づいた”惰性で続く”の正体】

転職・キャリア

「タクシー運転手って続かない仕事なの?」

転職を考えている人なら、一度は気になるはずだ。

結論から言う。続かない理由は、クレームでも体力でも収入でもない。

タクシー歴7年、兵庫・東京の2社を渡り歩いた俺が気づいた本当の理由は「マンネリと惰性」だ。そしてもうひとつ、続けるより辞める方がよっぽど体力がいるという現実がある。

辞めたいと強烈に思う瞬間がない、これが本当の問題

タクシーの恐ろしいところは、「辞めたい!」と強烈に感じる瞬間がほとんどないことだ。あくまで僕は運が良かっただけ、隔日勤務が本当に体に合わなかっただけ、2社目を無事出れて良かった。

クレームが多い? 慣れる。
体がきつい? これも慣れる。痔の話題は避けられない、座布団はしっかり敷いといてください。
収入が少ない? 歩合だから頑張ればなんとかなる気がしてしまう。3年目くらいから何も感じなくなる。

こうして気づけば1年が過ぎる。1年続いてしまったら、今度は「いつ辞めるか」の問題になる。

先輩を見ると現実がわかる。30年選手で、2度目の結婚、家のローンあと5年、養育費あり。そんな人が普通にいる。辞めたいという気持ちより、「辞められない現実」が積み上がっていくのがタクシーという仕事だ。俺が在籍した2社だけで、訃報を3人以上聞いた。交通事故も2件あった。それくらい長くいる人が多い業界だ。

惰性で続く、第3の状態がある

正直に言う。俺が続けた理由の大半は惰性だ。

欲しいものは買い切った。MacBookも2台、バイクも2台買った。「あれが欲しいから頑張ろう」という動機がなくなる。

そのうち考えることは東京の場合、「次どこへ行くか」ではなく、「この会社あと何ヶ月持つかな」という逆算になっていった。有給でどこまで行けるか計算して、地元に帰ってから考えよう、と棚卸しを繰り返す日々。

続けているわけでも、辞めているわけでもない。惰性で続くという第3の状態だ。これがタクシーという仕事の本質だと思っている。

辞めること自体に体力がいる

「辞めたいなら辞めればいい」と言うのは簡単だ。でも辞めるのにも体力がいる。これは経験した人にしかわからない感覚だ。

最近は退職代行サービスを使う人も増えているが、俺はやめておいた方がいいと思っている。今後のキャリアのためにも、自分で辞める経験を積んだ方がいい。これも経験なんだ、辞めると言う経験、歳重ねれば重ねるほど保守的になり、しまいには『柳に風』とか言い出す人も一定数いる。

俺のアドバイスはシンプルだ。練習も含めて、一度辞めてみること。「あれ、辞めれた」という経験が、次の一歩につながる。なんでも練習は大事だ。色んなことが逆だ、歳がいったからこと、辞めてみよう、転職してみよう、若いからとか、物理的なとしは誰でも取るんで、価値があるのが歳をとってからのが後悔が少なくなるはずだ。

辞めていった同僚はどんなタイプか

東京で見てきた限り、辞めていく理由はさまざまだ。前の会社が倒産してタクシーに来た人、「前よりマシ」と思って入った人、教官がキツすぎて研修中に飛んだ人。

研修中に辞める人は特に多い。同乗研修はお客様の会話も聞かれるし、教官と同僚の前でミスすることになる。ストレスが異常値になる時期だ。

逆に「意外と辞めなかった」という人もいる。「この人は無理だろう」と思っていたのに、気づいたらベテランになっていた、というのはよくある話だ。タクシーは見た目で続く・続かないが判断できない仕事だと思っている。

続くドライバーに共通する特徴

8年見てきて、続く人には共通点がある。

  • 道を早めに覚えている
  • トラブルが少ない
  • 同僚とのコミュニティや飲み会を定期的にしている

運収が高いメンバーほど仲が良く、4〜5年以上いる人が多かった。孤立せず、仲間と繋がっていられる人が続くという印象だ。

俺はというと、バイク駐車場の位置や休みの構造を把握して、「この会社あと何ヶ月かな」と逆算ばかりしていた。ツーリングも一人。意図的に依存しない環境を作っていた。俺みたいなタイプは続かない、というより続けるつもりがなかったのかもしれない。

辞めた後はどこへ行くのか

現実的な話をする。タクシーを辞めた同僚の多くは、別のタクシー会社に入っている。それか個人タクシーに行っている。なかなか電車通いのサラリーマンに戻るとは思いがたい。いけるかな?と思ったら、一回平日の朝の満員電車乗ってみてどう感じるか?を体感したらいい。

俺の知り合いで大阪に行った人は、すぐに月40万稼いでいた。給料明細も見せてくれた。基本的に2社目のタクシー会社に行くパターンが一番多い。俺自身も気づけば3社目だ。

それでいいと思っている。タクシーは「いつでも戻れる仕事」だ。だからこそ、一度辞めてみることへのハードルが下がる。辞めることが練習になる。

タクシーをやって身についたこと

最後に正直に言う。タクシーで直接身についたスキルより、タクシーをやりながら身につけたスキルの方が俺には大きかった。

  • 人の話をしっかり聞く力
  • わからないことをすぐ「わかりません」と言える素直さ
  • 道路状況を常に把握する観察眼
  • プライドを捨てて教えを乞う根性

それとは別に、空き時間でMacBookを触り続けたことで、WordPress・AI・ブログアフィリエイト・Kindle出版・動画編集、タイピング速度230まで伸ばせた。freeeで帳簿の仕訳もできるようになった。

タクシーの時間の使い方次第で、次のステージが変わる。続かない仕事と言われるが、続けた時間を何に使うかが本当の分岐点だと思っている。

まとめ:タクシーが続かない本当の理由

  • 辞めたいと強烈に思う瞬間がないから、気づけば1年経っている
  • 1年続いたら惰性に入る。辞めるより続く方が楽になる
  • 辞めること自体に体力がいる。練習だと思って一度やってみるべき
  • 辞めた後は別のタクシー会社に行く人が多い。それでいい
  • 続けた時間を何に使うかが、次のステージを決める

タクシーは「続かない仕事」ではなく、「続け方を自分で決めないといけない仕事」だ。8年やってきて、そう思っている。

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