タクシー会社選びで失敗する人の共通点
タクシー転職を考えているあなた、会社選びで「給料が高そう」「家から近い」だけで選んでいませんか?
実はそれ、大きな失敗のもとです。
私はタクシードライバー歴7年、兵庫・東京の複数社を経験してきました。その経験からはっきり言えます。稼げるドライバーと稼げないドライバーの差は、会社選びの時点でほぼ決まっています。
この記事では、現役ドライバーの視点から「稼げる会社の4つの条件」と、転職前に絶対知っておくべき「LPGガス問題の真実」をお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 稼げるタクシー会社を見分ける4つの条件
- 配車アプリ(GO・UBER)の実際の稼ぎやすさ比較
- LPGガス車の知られざるリスクと現場の実態
- 転職前に必ず確認すべきチェックリスト
稼げる会社の条件①:配車アプリに複数対応しているか
現代のタクシー営業で最重要と言っても過言ではないのが、配車アプリへの対応状況です。
主要な配車アプリは以下の2つです。
- GO(ゴー):国内最大手の配車アプリ
- Uber Taxi:外資系、観光客・外国人利用者も多い
私が現在勤める会社はこの両方に対応しています。実際に使ってみた感想として、圧倒的にGOの方が稼げます。
GOはアプリ利用者数が多く、呼び出し頻度が段違い。流し営業で客待ちするより、アプリ経由の方が効率よく売上を作れることも多いです。
転職先を探す際は「GOは入れてますか?」と面接で必ず聞きましょう。対応していない会社は、それだけで稼ぎのチャンスを捨てています。
稼げる会社の条件②:自社無線があるか
自社無線とは、会社独自の配車システムです。アプリ配車とは別ルートで乗客の呼び出しが入るため、売上の柱がひとつ増えます。
特に地域密着型の会社では、長年の固定客が自社無線経由で呼ぶケースも多く、安定した売上につながります。
私の会社も自社無線を導入したばかりで、現時点では稼ぎへの影響は未知数ですが、選択肢が増えることは間違いなくプラスです。
稼げる会社の条件③:駅待ちエリアをカバーしているか
駅のタクシー乗り場で順番待ちをする「駅待ち」は、タクシー営業の基本中の基本です。
特に夜間や終電後は、駅待ちだけで安定した売上が作れます。
ただし、会社によってはエリア制限があったり、特定の駅しかカバーできないケースもあります。「どの駅の待機が使えるか」を面接時に確認することをおすすめします。
稼げる会社の条件④:ガソリン車があるか(超重要)
これが今回一番お伝えしたいポイントです。
タクシーの燃料は大きく3種類あります。
- LPG(液化石油ガス):従来型タクシーの主流
- ハイブリッド(LPG+電気):ジャパンタクシーなど
- ガソリン:クラウン・カムリ・シエンタなど
現場のドライバーたちが今、こぞって求めているのがガソリン車です。
その理由は、LPGガス車特有のストレスにあります。
LPGガス車の現場あるある:残り2メモリ問題
LPGガス車に乗っていると、必ずと言っていいほど経験するのが「残り2メモリ問題」です。
ガスの残量が少ない時に限って、30km・40kmの長距離案件が入るんです。
「行けるかな…途中でガス欠にならないかな…」とヒヤヒヤしながら走る精神的なストレスは、経験したドライバーにしかわかりません。
実際、私の会社でもガス欠でレッカー車に運ばれてきたタクシーを見たことがあります。これは笑い話ではなく、乗客を乗せている最中にガス欠になれば大問題です。
ガスの補給が一苦労
ガソリン車ならコンビニや道の駅の近くにあるスタンドで5分で済む話ですが、LPGガスはそうはいきません。
LPGスタンドは数が少なく、営業所から外に出て往復1時間かかることもざらです。
しかも私の会社では「25リットル以上補給しないと1,000円の補給手当が出ない」というルールがあります。少量補給では手当がもらえない仕組みです。
補給に行く時間も、営業時間のうちに入ってしまうわけですから、その間は売上がゼロ。ガソリン車ならそのロスがほぼありません。
ジャパンタクシーの実態:40万km走行車が現役
私が現在乗っているのはジャパンタクシー(LPGハイブリッド)です。
走行距離は約39万5,000km。もうすぐ40万kmです。
これは決して珍しいことではなく、タクシー業界では走行距離が多い車が普通に現役で走っています。それだけ酷使される車なので、燃料補給のしやすさは日々の業務効率に直結します。
ガソリン車(クラウン・カムリ・シエンタなど)への移行を進めている会社は増えていますが、現場のドライバーたちは「早くガソリン車に乗り換えたい」と思っているのが本音です。
転職先を選ぶ際、ガソリン車の台数比率や今後の導入予定を確認するだけで、日々の働きやすさが大きく変わります。
4毛作で稼ぐ:理想の会社環境とは
以上の条件をすべて満たした会社では、以下の「4毛作営業」が可能になります。
- GO(配車アプリ):アプリ経由の呼び出し、圧倒的に稼ぎやすい
- Uber Taxi:外国人・観光客需要を取り込める
- 自社無線:固定客からの呼び出し、安定収入の柱
- 駅待ち:夜間・終電後の安定した売上
4つの収入源を持てるかどうか、これがタクシードライバーとしての稼ぎの上限を決めると言っても過言ではありません。
逆に「流し営業のみ」「駅待ちのみ」という会社では、どれだけ努力しても稼げる額に天井があります。
転職前チェックリスト:面接で必ず確認すること
✅ タクシー会社選び 確認リスト
- □ GO(ゴー)アプリに対応しているか
- □ Uber Taxiに対応しているか
- □ 自社無線システムがあるか
- □ 駅待ちエリアはどこをカバーしているか
- □ ガソリン車の保有台数・今後の導入予定
- □ LPGスタンドは何分で行けるか
- □ 燃料補給の手当ルールはどうなっているか
これらを面接の場で確認するのは決して失礼ではありません。むしろ「現場のことをわかっている人材だ」と好印象を与えられます。
まとめ:会社選びが稼ぎを決める
タクシー転職で稼げるかどうかは、個人の努力も大切ですが、会社が用意している「稼ぐ環境」の差がそれ以上に大きいと私は感じています。
配車アプリ対応・自社無線・駅待ち・ガソリン車の4条件を満たす会社を選ぶことで、同じ時間・同じ努力でも稼ぎが大きく変わります。
転職を検討しているなら、まず複数社を比較することをおすすめします。以下のサービスを使えば、タクシー会社の条件を効率よく比較できます。
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7年間で複数のタクシー会社を経験してきた私が言えることは、情報を持って選ぶ人が最終的に勝ちます。
この記事が、あなたの転職判断の一助になれば幸いです。


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