17年間、無事故だった。違反は数回あります。
タクシードライバーとして毎日ハンドルを握り、Uber Eatsの配達でPCX160に乗り続けて、一度も車やバイクとの接触事故がなかった。それが一瞬で終わってしまった。
すり抜け中の出来事だった。まさかとは思ったが、こんな低速で事故、、、情けなかった。
事故の状況|一瞬すぎて、何が起きたかわからなかった
一般道を直進中、左側をすり抜けていた。確か並走状態の相手の車が、突然左折した。後で相手のドラレコを確認、もちろん携帯ショップに入ろうとしたらしい。僕は、かなり左ウィンカーを見ているつもりだったが、追いつかなかった。世の中『つもり』は通用しないのが現実である。
一瞬すぎて、体が反応する前に終わっていた。気づいたら接触していた。
相手はおそらく後方確認をしていなかった。「おそらく」だ。正直いうとタクシードライバーとして、ミラーって限界があるのも事実、常にミラーの角度を変えて戦わないといけない狭い路地、何回も降りて、後方との距離感も見ないといけないし。バックモニターも僕は一応みるくらい。だいたい目視です。
というのは、正直、自分もその瞬間の記憶がはっきりしないからだ。
タクシードライバーという仕事柄、一日中後方確認をしている。首への負担はそれなりにある。事故後、僕は怪我はなく、車体破損だけで済んだ。命あってよかったというほどのスピードではなく、まず感謝したのは、『相手が良い人』だったからだ。世の中相手次第ってのも事実
過失割合は僕2割・相手8割。でも自己負担はゼロじゃない
保険会社の判断によると、過失割合は僕が20%・相手が80%になる見込みだ。保険業界の定番のスタートみたいです。
バイクのすり抜け中だったため、こちらにも一定の過失が認められた形だ。相手が後方確認をしていなかったとしても、すり抜けという行為自体がリスクとして評価される。
PCX160の修理費用はおよそ20万円前後、バイク屋に確認しました。内訳は以下の通りだ(保険会社の最終判断によって変動します)。
- 相手負担(80%):約16万円
- 自己負担(20%):約4万円
4万円。少ない額ではない。配達の仕事道具であるバイクが壊れ、修理費まで払う。約1ヶ月ほど預けないといけないらしいので無念。一回休憩しよっかと思ってたタイミングでもあった。

すり抜けは違法じゃない。それが逆に怖い
日本の道路交通法では、すり抜け自体は禁止されていない。厳密には「追い越し」や「割り込み」の定義に該当しない限り、違法にはならない。
だから多くのバイク乗りがすり抜けをする。渋滞をすり抜けて時間を稼ぐのは、配達員にとって死活問題でもある。
でも今回の事故で気づいた。
「違法じゃない」は「安全ではない」だ。
すり抜け中のバイクは、車のドライバーの死角に入りやすい。特に左側のすり抜けは、左折しようとする車と正面衝突に近い形で接触するリスクがある。相手が後方確認していなければ、こちらがどれだけ気をつけていても防げない場面がある。
17年間、運よく避けてこられただけかもしれない。そう思うと怖くなった。
配達員こそ任意保険は必須だと痛感した
今回、自分は東京海上の任意保険に加入していた。だから対応が動いている。
もし無保険だったら、と思うとぞっとする。修理費の交渉、相手との示談、すべて自分でやらなければならない。仕事も止まる。精神的にも追い詰められる。もうタクシーの仕事どころの騒ぎでななくなるし、こんな時に限って、タクシーで事故をしてしまう、、、のが関の山な気がする。だいたいそういうもんです。
バイク配達員は個人事業主だ。会社が守ってくれるわけではない。自分の身は自分で守るしかない。任意保険はその最低限のセーフティネットだと、今回改めて実感した。だいたい土日はやってないので、一応電話対応はしてくれるがデフォルトは平日です。細かく保険会社に伝えて、担当者が決まるのでそっからが勝負です。
まだ保険を見直していない人、加入していない人は、一度見積もりだけでも取ってみてほしい。
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freeeでの修繕費の処理はどうなる?(個人事業主向け)
バイク配達員として青色申告をしている場合、今回のような修理費は経費として計上できる可能性がある。
ただし、PCX160は仕事(配達)とプライベートの両方で使っているため、全額を経費にするのではなく「按分」が必要になる。
- 修理費のうち自己負担分(約4万円)が対象
- 仕事での使用割合に応じて按分(例:業務70%なら2万8,000円が経費)
- 科目は「修繕費」として計上予定
- 保険から受け取る補填分(相手負担の80%)は収入として処理する必要がある場合も
※この処理はまだ進行中のため、確定次第追記する予定です。税務処理に不安がある方は税理士への相談も検討してほしい。
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まとめ|明日、同じことが起きるかもしれない
17年間無事故でいられたのは、技術だけじゃなく運もあったと思う。
すり抜けは違法じゃない。でも事故は来る。しかも一瞬で。今日か明日きます。
これを読んでいるバイク配達員の方に伝えたいのは、すり抜けをするなということではない。リスクを知った上で判断してほしい、ということだ。そして万が一に備えて、任意保険だけは必ず入っておいてほしい。自賠責だけで走ってる人はたくさんいるはずです。相手が変な人だったら『大抵碌なことになりません』
事故は、17年間気をつけていた人間にも来た。ある意味ちょうどよかった。3年後に個人タクシーをする予定なんで、安全の再確認ができて、僕は配達は予約2件までと決めて、すり抜けを辞めて、車間距離開けて、一車両として堂々と渋滞待つことにした。そして、すり抜けしていったバイクと数分しか変わらないし、意外とトラックや大型車が前だとすり抜けできないのも現実で、止まってるのが現実で要するにあんまり変わらないのも現実なんです。「だから今日、保険の見直しだけはしておいてほしい。」

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